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シアトルではとても良い縁に恵まれ、取材以外にもいろいろな経験をしました。
その中の1つが、留学エージェントICCによる”Meer the Professional”での講演。
各分野で活躍するプロフェッショナルが、
シアトルエリアの大学に留学中の日本人学生に向けて講演をする場所なのです…!
シアトルへ向かう直前に詳しい日程が決まったので、実は会場に行くまで不安でした。
そもそも何の”Professional”でもない私の話を、数日前に知らされて聞きに来る人がいるのか?と(苦笑)
しかし!
当日、会議室に通されると、すでに学生さんたちが集まっていてくれていました!
インターン先での仕事を終えてから、途中参加してくれた方もいて約10名にお話をさせていただきました。
皆さん、本当にどうもありがとうございました。
お話した内容は、障害を負った経緯、日本での学校生活、アメリカ留学で気づいたこと、
社会人になって経験したこと、いま障害者雇用を研究している理由など。
1時間、駆け足で私のこれまでの人生や考え方の変化を話しました。
こんなカタチで自分の人生を振り返って話すのは、生まれて初めて。
すこし緊張しましたが、皆さんが熱い目で聞いてくださっていたので
私も熱い思いを伝えることができました。
すごく嬉しかったのは話がすべて終わったあと、
質問に来てくださる方がたくさんいたこと!
「障害のある兄弟がいて、将来の就職のことが気になってて」
「一度、就職して人事部に配属されたんですが、
Mizukiさんの話に出てきたような課題に気づいて、退職してシアトル留学を決めたんです」
「ダイバーシティの活用に興味があって、その分野で今後仕事をしたいと思っています」
それぞれに思いがあって話を聞きに来てくれたんだと知り、ジーンと胸が熱くなりました。
そのなかの数名の方とは後日改めてお会いして、ご飯を食べながらワイワイとお話することに!
学生の皆さんは私より5~10歳ほど若いですが、すごくしっかりした考えを持っていて感心しました。
すごく冷静に社会を見ています。
「最近の若者は・・・」なんてネガティブな言葉がありますが、
「最近の若者も捨てたもんじゃない!」とアラサーの私は感じました!
後日、ICC事務局の方から、参加者からの感想をいただきました。
「知らないこと、世界を知ることが出来ました」
「障害者雇用により向き合うきっかけになった。自分の将来のキャリアについても
これらを踏まえて考えていきたい」
未来を創っていくのは若い人たちです。
だからこそ、いまの日本の障害者雇用の課題について知っておいてほしいと思い、話をすることに決めました。
いつかこの学生さんたちが就職をして、その会社に障害のある従業員がいたら
私が話したことを思い出して、障害者の”能力”を少しでも見てくれたらいいなと期待します。
今回、学生の皆さんからもたくさんエネルギーをもらって帰って来ました。
残り半年の研究生活も引きつづき頑張らねば!
Meet the Professionalに参加してくださった皆さま、アレンジしてくださった関係者の皆さま、
本当にありがとうございました。
また近い将来どこかでお会いできることを楽しみにしています!
* これらの活動履歴は、以下のページから確認ができます。