車イスの人と付き合うことについて母が言ったこと – その3

車イスの人と付き合うことについて母が言ったこと – その3

2011年 春:Mizukiと私はこのときすでに遠距離恋愛を約4年続けていました。東京と台北でお互いを支え合いながらの生活していました。どこかのタイミングで一緒に生活ができればと考えてはいましたが、具体的に計画するには至らず、良いタイミングというのも見つけられずにいました。

そんな2011年3月11日、日本で巨大な地震が発生しました。その日はほぼMizukiと連絡を取ることができず・・・

米スターバックスに聞いた!障害から得るスキルは重要な資産である ~Part 4~

米スターバックスに聞いた!障害から得るスキルは重要な資産である ~Part 4~

スターバックス本社訪問の最後のレポートは、筋ジストロフィーで車イスユーザーのJessica Rafuse氏。Equal Employment Opportunityチームで働く彼女は、障害者の採用を推進するために新しい雇用戦略を立てています。アメリカ企業を訪問するなかで「その仕事にベストな人材を採用する」という考えをよく耳にしますが、これはスターバックスでも最優先事項のようです。そこで気になったのは、日本の企業は「ベストな人材」の候補に障害者をそもそも入れているのかな?という点です。

米スターバックスに聞いた!お客様にも従業員にも愛される理由 ~Part 2~

米スターバックスに聞いた!お客様にも従業員にも愛される理由 ~Part 2~

スターバックス本社訪問レポート Part 2です。Equal Opportunity Initiativesでマネージャーとして働くMarthalee Galeota氏にインタビューしました。手話通訳士の資格ももっている彼女は、社内の障害者従業員のサポートだけでなく、障害のあるお客様が店舗でより快適に過ごせるよう、さまざまな取り組みを実施されています。

米スターバックスに聞いた!障害者が活躍する職場環境とは? ~Part 1~

米スターバックスに聞いた!障害者が活躍する職場環境とは? ~Part 1~

日本にいた頃からスターバックスの高い接客力にはいつも驚かされていました。店舗数は日本だけでも1,000を超えるのですが、どの店舗にいっても心地よい接客をしてくれるのです。シアトルではそのスターバックス本社を2回訪問させていただきました。書きたいことがたくさんあるので、全4回でレポートします。 Part 1では、Access Allianceというスターバックス社内のアクセシビリティ向上を目的に活動しているグループの定例会に参加させていただきました。そこでスターバックスが持つ「ダイバーシティ&インクルージョン」の真の強みを発見しました。

シアトルの日本人留学生に向けて講演させていただきました

シアトルの日本人留学生に向けて講演させていただきました

シアトルではとても良い縁に恵まれ、取材以外にもいろいろな経験をしました。その中の1つが、留学エージェントICCによる”Meer the Professional”での講演。各分野で活躍するプロフェッショナルが、シアトルエリアの大学に留学中の日本人学生に向けて講演をする場所なのです…!お話した内容は、障害を負った経緯、日本での学校生活、アメリカ留学で気づいたこと、社会人になって経験したこと、いま障害者雇用を研究している理由など。1時間、駆け足で私のこれまでの人生や考え方の変化を話しました。

障害者の権利を守る!アメリカを大きく変えた歴史的背景と現在の取り組みとは? ~Disability Rights Washington~

障害者の権利を守る!アメリカを大きく変えた歴史的背景と現在の取り組みとは? ~Disability Rights Washington~

シアトルで障害者権利を擁護する非営利団体”Disability Rights Washington”を訪問しました。現在アメリカでは多くの障害者が地域社会で生活し、一般教育を受け、さまざまな分野で仕事ができる環境があります。しかし、最初からそのような社会があったわけではありません。辛い過去の出来事がきっかけで障害者の権利を守る動きが始まったのです。”Disability Rights Washington”では障害者の権利を守るだけでなく、より多くの人に障害者のことを知ってもらうため素敵な取り組みをされています。

障害をテーマに円卓会議。そこで見つけたアメリカの変化とは? ~マイクロソフト訪問 Part 3~

障害をテーマに円卓会議。そこで見つけたアメリカの変化とは? ~マイクロソフト訪問 Part 3~

マイクロソフト訪問の最後のレポートです。「障害」をテーマにディスカッションをする機会をいただき、8名のマイクロソフト従業員の方にご参加いただきました。教育や職場、また日常生活の中で、それぞれが経験したことや課題を乗り越えるためのヒントなどを共有し、新しい発見がたくさんありました!

「社会と障害者、両者にとって未来のWin-Winのカタチとは?」~後編~

「社会と障害者、両者にとって未来のWin-Winのカタチとは?」~後編~

現在の教育システムでは「人と違うこと」にあまり価値は置かれていません。これは雇用のシステムでも同じです。大多数の「標準の人」を審査できるような仕組みになっています。つまり、簡単に標準以下の求職者を取り除き、標準以上の求職者を選びやすくしているのです。しかし、この昔からある採用方法で、最適な強みを持った人材や個々の特性をきちんと見極めることはできるのでしょうか?