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《ご報告》

この度、ダスキン愛の輪基金による「障害者リーダー育成海外研修派遣事業」の第35期の個人研修生に選ばれました。

障害のある当事者が各自テーマに沿って国や研修先を選び、海外で学んだあと、その経験や知識を日本の社会福祉に活かすという事業です。

公式サイトはこちら→https://www.ainowa.jp/

私もトップページに載っておりますσ(‘v`◎)

この研修を見つけたのは去年11月。

今の仕事について悩んでいたときにネットで偶然見つけました。

ちょうど締め切り1週間前だったので慌てて書類を揃え、英作文をし、写真を撮りに行き…消印有効の日に提出することができました。

今年に入ってから、書類審査の合格通知があり、2月にダスキン本社で面接。

かなり厳しい質問もされましたが(汗)、それも突破し今回研修生に選ばれました。

私の研究テーマは「一般企業における障害者雇用」です。

研修国はアメリカで、期間は最短で1年間の予定です。

わたし自身、2回転職をしましたが、そのたびに「歩けない」というだけで働ける場所・業務内容に制限があることを痛感しました。

企業側の意識や少し設備が変わるだけで同じようなパフォーマンスを発揮できる障害者はいっぱいいます。

私はそういう人たちが普通に活躍できる社会に変えていきたいと思い、このテーマを選びました。

そもそも22歳でアメリカから帰ってきたとき、

「もっと障害のある人に海外に行ってもらい自由を感じてほしい」と思い、

旅行企画会社に入りました。

今勤めているのアパレル企業でも、

「もっと障害のある人にファッションを楽しんでほしい」と思い、

店舗の接客研修のコンテンツを変えたいという提案をしてきました。

でも結局、営利企業は利益を出さなければならないので

”障害者に対応する商品・サービス”を”良いこと”とは思っていても、

わずかな利用者のためにそこへ積極的に投資するのは難しい現状があります。

考えを整理して思ったのは、「旅行」も「ファッション(買い物)」も、収入がきちんとある人しか楽しめないものです。

どこかに出かけるだけでも交通費がかかります。

日本の障害者の就労状況と考えると、自由に何かをしたくてもまずそのためのお金がない人が大多数。

私はそこを変えていかないとダメだと思いました。

もっと障害者が自分でお金を稼げるようになり、社会に出て色々な場所に行ける(お金を使える)ようになれば、

営利企業も「車椅子のお客さんが最近は増えたから、レイアウトを変更しよう、接客研修も必要だ」と対応していくのではと思っています。

厳しい道ではありますが、新たなチャレンジとして取り組んでいこうと思います!

出発時期はまだ未定ですが、現在の仕事は退職することに決めました。

3回目の退職でやっと円満退社です。

応援してくださる皆さんのためにも頑張ってきまーす!!

 
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