This article is also available in: English
こんにちは、ジェフです。
今日は、Mizukiと私の考え方の大きな違いについてシェアしたいと思います。
エピソード1:車イス対応のエスカレーターに乗るとき
東京は長い歴史のある大都市です。
公共交通機関はきちんと整備され、3700万という人口が利用できるほどです。
しかし、全ての駅にエレベーターがあるという訳ではありません。
エレベーターがない駅の多くは、昇降機や車イスのまま乗れるエスカレーターなどがあります。
でも、Mizukiはそのどちらにも乗るのが好きではありません。
私はその理由が、彼女がその設備を使うことで他のお客さんがエスカレーターや階段を利用できなくなるからだろうと考えていました。
ある日、私たちは飯田橋駅で車イス対応のエスカレーターを使いました。
駅員さんはエスカレーターを一時停止し、車イス対応モードの準備に取り掛かっていました。
そのため他のお客さんは違うルートを行く必要があり、彼らはあまり良く思っていない様子でした。
いつものように沢山の人たちが私たちを見ていました。
Mizukiは自分のスマホを使って遊んでいたので、私はどんな言葉でこの嫌な雰囲気を無くせるかなと考えていました。
やっと駅のホームに着いたとき、私は
思ったより悪くなかったね。たくさんの人たちが見てたけど、みんなすぐにどこかに行ってしまったし。
あんまり気にしてないみたいだったよ。
と、Mizukiに声をかけました。
あ、そう?
Mizukiはそれだけ答えて、またスマホで遊び始めました。
彼女は私が言ったことを気にしていないようでした。
あなたは車イス対応のエスカレーターが嫌いと思ったけど…
私は尋ねました。
うん、嫌いだよ
そう答えて、スマホを続けるMizuki。
なんで嫌いなの?
エスカレーターを使っている時に、他の人があなたをジロジロ見ながら歩いて行くからでしょ?
ついに私は聞きたかった事を口にしました。
ううん、他の人に見られることは全然気にしてないよ。
ただあのタイプのエスカレーターは遅すぎるから、駅員さんが準備して乗れるまで時間がかかるし、ただ待つのが嫌なだけ。
彼女はサクッと答えました。
ああ…そうなんだ。
そのとき自分の予想は完全に間違っていたと気付きました。
でも、ちゃんとMizukiの考えを聞くことができてよかったです。
そうしなければ、いつまでたっても彼女の本当の気持ちを知ることができなかったから。
もちろん、すべての車イスユーザーがMizukiと同じ考えではないと思いますが、この経験はみなさんに何かしらのアイデアを与えることができるのではと思い、シェアさせていただきました。
車イスユーザーの考えを理解する一番の方法は、直接その人に聞くことです。
今日はここまで。
ありがとうございました!