本日、アメリカ大使館よりJ1ビザが送られてきましたー!
これでホッと一安心です。
J1ビザは「交流訪問者ビザ」とも言われ、知識・技術・人材の交流促進を目的としています。
もらえる人は研修生や学校の教師・大学教授など。
私は”Research Scholar (研究員)” としてニューヨークへ行きます。
このビザ申請ですが…かなり大変でした。
大学編入の時にもビザを取って渡米しました。
そのときはFビザという学生ビザでしたが、申請作業はほぼ仲介会社がしてくれたのです。
私が覚えているのはアメリカ大使館にいって面接を受けたことだけ…仲介会社の仕事って本当にすごいと改めて実感しました。
さて、この面倒なビザ申請のプロセス。
何をどう進めたのか、アメリカ大使館には何を持って行ったのか、車イスでのアクセシビリティーなどもメモしておこうと思います。
◇ ビザ面接までの手順 ◇
1. 受け入れ先機関から”DS-2019”を受け取る
2. 証明写真撮影
写真をデータでももらえるところが良いです。プリントした写真も1枚用意。
DS-160オンライン申請書にデータでアップして、プリントアウトした用紙にも貼る必要があります。
写真は前もって撮っておいてOKですね。
わたしが利用したお店はコチラ → パレットプラザ@東京スカイツリー・ソラマチ店
車椅子のまま撮影スペースに入れます。
「ビザ用の写真」でお願いすればササッと準備してくれます。
店員さんもすごくフレンドリー!
3. SEVIS 費用の支払い
詳しくはコチラをチェック。
DS-2019に書かれている情報も入力する箇所があるので、この書類が届く前に申請完了できません。
4. DS-160オンライン申請書を作成
DS-2019に書かれている情報も入力する箇所があるので、この書類が届く前に申請完了できません。過去にアメリカのビザを取得したことがある方は、その情報も入力が必要です。
申請書は途中で一時保存可能。とにかく記入するものが多いので根気強くいきましょう!
5. 面接予約
わたしは東京のアメリカ大使館で面接でした。なるべく朝早く(できれば朝一番)に予約すると良いです。前に並んでいる人が少ないのでその分スムーズに面接してもらえます。
◇ アメリカ大使館に持って行ったもの ◇
必須書類
- パスポート
- DS-160オンライン申請 Confirmationのプリントアウト
- 証明写真 ※b. に添付
- 面接予約表
- DS-2019
- SEVIS I-901支払いConfirmation プリントアウト
補足書類
- 卒業したアメリカの大学成績証明書
→ わたしの卒業した大学は海外郵送不可でしたが、卒業時にもらった証明書が家にあったのでそれを提出。
いずれにしても早めに確認して問い合わせた方が良いですね。
- 卒業した日本の短大の成績証明書(英文)
→ 時間がかかる場合があるのでこれも早めに問い合わせしたほうが良いです。
- スポンサーからの研修費支給証明書(英文)
- スポンサーの紹介パンフレット(英文)
※1「補足書類」はあくまでも補足らしいですが、出せるなら出した方がいいと思い準備しました。
※2 アメリカ大使館はセキュリティが厳しいです。
持ち込める荷物は限られていますので事前に大使館のサイトで最新情報をチェックしてください。
持ち込み不可のものを持っている場合、駅などのロッカーに入れて再度来るように言われます。
わたしも面接当日に入館拒否されている人を見ました。
持ち込み禁止になっている”タブレット”が荷物に入っていたようです。
※3 面接する場所(東京、大阪…など)によって必要書類が違います。
こちらも最新情報を大使館のサイトからチェックしてください。
◇ 面接当日 ◇
朝の8:15に予約をしていて、大使館に着いたのは7時半くらい。
5名ほどが既に列を作っていました。
その並ぶ道ですが…坂道です(汗)車イスでちょいちょい進むのは少し大変かも。
大使館のゲートが開いて中に入るところは更に急な坂になっています。
後ろに並んでいた男性が少し押してくれたので何とか中に入れました…。
まずは携帯電話の電源を切り、ケースに入れてセキュリティチェック。
車イスの場合、空港と同じ手順で、セキュリティゲートをそのまま通ってあとから身体チェックがあります。
問題なければ、携帯電話はそのまま預けて面接を受けるビルへ移動。
入り口で必要書類のチェックをされ、警備員にバッグの中身をチェックされます。
セキュリティチェックのゲートを再度通り、部屋の中に進みます。
この部屋がアメリカの大学の教室みたいで興奮しました(笑)
必要書類一式を受け付け窓口に提出。
番号札を渡されるので呼ばれるのを待ちます。
その時点でわたしは最初の方から3番目くらいでした。
10分もたたないうちに番号が呼ばれ指定の窓口へ。
面接は通常立ったまま行われますので、車イスユーザーにとっては窓口が高い位置にあります。
まずは指紋採取。採取用機械はスタッフの方が下におろしてくれました。
そのあと質問をいくつかされます。わたしの場合は、
Q. アメリカに行く目的は?
A. リサーチです。
Q. どんなリサーチですか?
A. アメリカで障害者雇用のシステムをリサーチします。
Q. 前にもアメリカに行ったことがありますか?
A. ウィスコンシン大学に留学していました。
Q. そのときも今回と同じビザで行きましたか?
A. そのときはFビザでした。
「書類も全部揃っているので承認します。1週間後を目安に自宅にお届けします。」
と言われ終了でした。
そのあとまたセキュリティチェックのところで携帯電話を受け取り、大使館をあとにしました。
7時半から並んで終了したのは8時半くらい。
これはだいぶ早い方だと思います。
通常は2~3時間と結構かかるらしく、(携帯電話は預けてしまうので)本を持っていくと良いとのこと。
面接当日の流れはこの動画で予習できますよ!
これからビザ申請される方はぜひ頑張ってください! Good luck!