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こんにちは、ジェフです。
昨日、第11回目のBig Smile を開催しました。
今回のテーマは「特別支援教育 と 一般教育」です。
今回の参加者は・・・
- リハビリテーション・カウンセリングを学ぶ大学院生(台湾人 in アメリカ)
- Moon Rider(車イスユーザー)の娘さんを持つお母様(日本人 in 日本)
それぞれが経験した各国の教育状況を話し合いました。
日本:
養護学校は障害児にとって設備面やサポート面ではしっかりしている。
しかし、両親が障害のある子供をそこへ入学させてしまうことで、のちのち社会人として世の中に出たときに上手く順応できない可能性がある。
ハード面が十分整っていなかったり、予算に限りがある普通校では障害児を特殊学級に入れるケースがあるとのこと。
ここでは、実際に教育現場で起こってる事について話をしました。
東京のある学校では、普通学級に通う身体障害の子供をサポートする介助士が週に3回しか学校に来れない。
理由は学区の予算の関係。
残りの2日は両親のどちらかがスケジュールを調整し、学校まで行く必要がある。
このお子さんの母親は、小学校入学に合わせて仕事を退職したという。
また、ある程度自立した身体障害の子供であっても、普通校ではなく養護学校へ入学することを1つのオプションとして紹介されるケースがあるそう。
台湾:
わたしが通っていた中学校では、学習障害者向けのプログラムがあったが、その教室は完全に一般学生の教室とは分けられていた。
一般学生のクラスを受け持っていた先生たちは、学習障害のある生徒については一切口にしなかったので、わたし自身もそのプログラムや知的障害のある生徒について知る機会もなかった。
彼らはとても謎につつまれた存在でした。
今回のBig Smileでは、台湾の養護学校での勤務経験をもつ参加者がおり、彼女が様々な意見を共有してくれました。
最近、台北では車イスでアクセスできるエレベーター付きの養護学校もができているとのこと。
また、彼女は障害者・健常者と分ける教育ではなく、みんなが一緒に学ぶインクルージョン教育が良いという思いをシェアしてくれました。
彼女が勤めていた養護学校でもなるべく普通学校への進学(Ex. 養護学校から一般の高校への進学)をすすめていたようです。
アメリカ:
Mizukiは最近2つの学校でインタビューをしました。
1つは公立学校、もう1つはnon-profitの学校です。
ADAという法律のもと、すべての生徒は平等な教育の機会が与えられなければなりません。
Mizukiが訪問したこの2つの学校はインクルージョン教育の良い例として紹介された。
参加者の皆さん、どうもありがとうございました!
今回も多くの事を学ぶことができました。
次のセッションは、11月20日(金)日本時間の夜9:00 – 10:30です。
テーマは「職場における障害者への合理的配慮は何?」です。
参加ご希望の方はこちらからお申し込みください。
http://goo.gl/forms/rCYKNlqVqx
皆さんの素敵なアイデアが聞けることを楽しみにしております!