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2016年2月21日にオンラインイベント”Ability for Success” を開催しました。
今年から変更した点は、障害に関するテーマで「Ability = 能力」に焦点を当てて話すということ。
これにより、ブログ読者やイベント参加者の後押しができればと考えました。
これまで”Big Smile*”としてオンラインイベントをしてきましたが
この背景から”Ability for Success (成功するための能力)”に名前も変更いたしました。
今回参加してくれたのは、台湾出身のAnnie。現在アメリカの大学院に通っています。
話し合った内容は、「職場や日常生活で経験した障害に関する誤解・差別について」です。
職場環境:
Mizukiが指摘したのは、日本の企業でよく起こる意識的または無意識的な誤解。
人事を担当する管理職は、Mizukiがもっているプロフェッショナルな能力ではなく、足に障害があるということに捉われ、それが異動にも大きく影響していたということ。
以前勤めていた会社で営業職になりたかったMizuki。
ずっとその思いをマネジャーに伝えていましたが、「車イスで外出し、クライアントに会いに行くのは危険」といわれ、なかなか希望が通らなかったといいます。
日常生活:
台湾で働いていた際、Annieは同僚にも恵まれ、職場での大きな誤解はありませんでした。
しかし、日常生活ではよく誤解を感じていたそうです。
Annieには脳性まひがあり、健常者と同じようにスムーズに足を動かして歩くことができません。
しかし、座っている状態だとその誰も彼女の障害に気づかず、バスや電車で”優先座席”に座っていると
他の乗客から注意されることがよくあったそうです。
その他の誤解としては、新しい友人たちが必要以上の注意を払ってくることをあげました。
ほんの小さな段差でも越えることができるか心配されるそうで、一緒に歩くときに段差を見つけた友人がパニックになったというエピソードも話してくれました。
Mizukiもバスや電車に乗る際に誤解をよく感じています。
過去のブログ記事で紹介していますので、詳細はこちらをご覧ください。
MizukiとAnnieが経験した「差別」については次回の記事でお伝えします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
参考資料:
“Big Smile”は障害のある人と障害のない人が一緒に英語を学べる機会をつくるため、Mizukiが2015年にスタートさせたイベントです。去年10月に彼女がアメリカに移ってからは、オンラインでBig Smileを継続してきました。Big Smileについての詳細はこちらのブログレポートをご覧ください。