アメリカの小学校訪問から見えた日本の教育課題 先日、私の住む町の公立小学校を見学させていただきました。全校生徒は420人で、学区の中では一番小さい小学校です。障害のある生徒は75人。クラスは障害のある生徒も障害のない生徒もいっしょになっています。しかし、全てのカリキュラムを同じように行うことは難しいため、担任の教員とは別に特殊教育教員やTAもクラスに入っています(学年や生徒の障害内容による)。
学校訪問 No.1 ~Jowonio School~ シラキュースにあるJowonio Schoolは非営利のPreschool (日本でいう幼稚園)で、1969年にシラキュース大学の教育学部が設立しました。ダイバーシティ&インクルージョンを重要視した運営が行われているアメリカでも珍しいPreschoolです。肌や目の色の違いはもちろん、母国語の違いや障害のある子供が一緒のクラスで学んでいます。
障害者雇用の事前リサーチ リサーチのスポンサーになっている『ダスキン愛の輪基金』から、「海外に行く前に日本の障害者の取り巻く環境について基本的なことは知っておかないと何も話せることがないよ」と前々から言われていました。そこで先月から今月にかけて、友人を介して障害者関連の研究をされている大学教授や、障害者就労を長年支援されている方にお話を伺う時間をいただきました。