4月のAbility For Successのテーマは「インクルーシブ&ダイバーシティな職場環境を効果的に作るには?」です。今回はアメリカ・シアトルから2名の参加者がありました。動機になっていることは違いますが、お2人とも同じように社会の環境をより良くしたいと考えて行動を起こしています。ディスカッションでは、多様な人材がいっしょに働ける職場をつくるためにどんな要素が必要かアイデアを出し合いました。
未来の教育のカタチ 〜ダイバーシティの力〜
2月に訪問したシアトルでは、Academy for Precision Learning(APL)という非営利の私立学校を訪問することができました。APLは全校生徒109名、K12(幼稚園~高校まで)の生徒が学んでいます。障害のある生徒も障害のない生徒も一緒に学ぶインクルーシブ教育を実施しており、障害の種別では自閉症がもっとも多く、他に知的障害、学習障害、注意欠陥・多動性障害、うつ病などの生徒が在籍しています。APLの最大の特徴は、生徒一人ひとりに合わせた教育環境を作れるというところ。「同じ科目を同じスピードで学べない人がいっしょの教室で学ぶ意味があるのか?」日本の一般的な教育環境から見ると不思議に感じるでしょう。一緒に学ぶことにはとても重要な意味があるのです。