【続報】”車イス席”に必要な差額。お客さんが払うのが当たり前⁈

【続報】”車イス席”に必要な差額。お客さんが払うのが当たり前⁈

先日こちらの記事を投稿しましたが、法律関係に詳しい知人に相談したところ、車イス席に必要な差額を支払うよう要求することは、障害者差別解消法の不当な差別的取り扱いに当たると言われました。その旨をシアターに伝えたところ、以下のメッセージが返ってきました。

”車イス席”に必要な差額。お客さんが払うのが当たり前⁈

”車イス席”に必要な差額。お客さんが払うのが当たり前⁈

先日、友人からミュージカル”Singin’ in the rain”をおすすめされチケットを購入することに。購入画面には「車イスでご来場のお客様は、ご購入席番号を公演前日までにインフォメーションセンターまで連絡する」よう書かれていました。購入後、さっそく電話してみるとこんなことを言われました。

障害者の生きる権利についてRooted in Rightsと動画を制作しました

障害者の生きる権利についてRooted in Rightsと動画を制作しました

相模原で起こった障害者殺傷事件から1ヶ月が経ちました。このニュースは日本だけでなく海外でも報道され、人々に大きな衝撃を与えました。「日本人の障害者として私は何ができるだろう?」と考えた末、以前いっしょに動画を制作したRooted in Rights (*)と「障害者の生きる権利」についてメッセージを作ることにしました。「生きる」ことは基本的な人権です。すべての人は生き続ける権利があり障害者も同じなのです。ぜひ多くの方に見ていただき、考えていただければと思います。

違いを尊重し、平等に価値を感じる社会へ ~ジュディ・ヒューマン氏インタビュー~

違いを尊重し、平等に価値を感じる社会へ ~ジュディ・ヒューマン氏インタビュー~

ダスキン愛の輪基金の研修生として選ばれた1年半前、事前研修でアメリカの障害者権利運動の話を聞きました。私は大学時代をアメリカで過ごし、車イスでの過ごしやすい環境や障害者がアクティブに地域社会で生活していることは知っていました。しかし恥ずかしながら、そんな環境ができるまでの歴史的な背景については全く知りませんでした。今回ワシントンDCでは、障害者権利運動のキーパーソンの1人であるジュディ・ヒューマン氏とお会いしました。彼女は現在、アメリカ合衆国国務省にて国際障害者の権利に関する特別顧問として活躍されています。

障害者を安全な場所に置いて守るのではなく、彼らの能力を活用しよう ~米国雇用機会均等委員会 訪問~

障害者を安全な場所に置いて守るのではなく、彼らの能力を活用しよう ~米国雇用機会均等委員会 訪問~

アメリカには雇用機会均等委員会(U.S. Equal Employment Opportunity Commission=以下、EEOC)が設置されており、全米に53のオフィスがあります。ここでは連邦法に基づいて、求職者や従業員に対する人種、肌の色、宗教、性別、出身、年齢 (40歳以上)、障害、遺伝情報などの差別行為を見張っています。もし雇用主から何らかの差別を受けた場合、最寄りのEEOCオフィスに申し出ることで彼らがその事実調査をし、場合によっては訴訟を起こすこともできます。EEOC本部はワシントンDCにあるということを知り、私はそちらに所属されている弁護士のPeggy Mastroianni氏を取材させていただきました。

アメリカ合衆国労働省を訪問!障害者雇用促進に必要なこととは?

アメリカ合衆国労働省を訪問!障害者雇用促進に必要なこととは?

ワシントンDCでは政府機関も訪問することができました。まずは、アメリカ合衆国労働省のなかにある障害者雇用政策局(Office of Disability Employment Policy=ODEP)。障害者の雇用数とその質を向上するために必要な制度や施策を作っている場所です。ODEPでは3名の方にインタビューさせていただきました。まずご紹介したいのが、副次官補のジェニファー・シーヒー氏です。