「日本の障害者雇用課題」をテーマにRooted in Rightsと動画を制作しました!

「日本の障害者雇用課題」をテーマにRooted in Rightsと動画を制作しました!

Rooted in Rightsというのは障害者の人権やアドボケートを目的に活動しているプロジェクトです。2月にシアトルにあるDisability Rights Washingtonを訪問した際、このプロジェクトへの参加依頼を受けました。「これはまたと無い機会!」と思い、二つ返事でOKしました。日本の障害者雇用について多くの人に伝えられる絶好の機会だと思いました。Rooted in Rightsと協働したこの動画では、日本における障害者雇用の課題と、それを変えていくにはどうしたら良いかを提案しています。

その動画がついに昨日、公開されました!まだチェックしていない方は是非ココから見てみてくださいね。

店頭でプロフェッショナルに働く障害者たち ~Costco訪問 前編~

店頭でプロフェッショナルに働く障害者たち ~Costco訪問 前編~

シアトルで最後に訪れた企業はCostco(コストコ)です。本社はシアトルから東へ車で約30分ほどのイサクワという街にあります。取材に応じてくださったのは人事部 副部長のBrenda Weber氏。Costcoの場合、従業員の大部分が店舗での仕事になり、そのほとんどが体を動かす業務です。こういう業務と障害者採用は日本ではあまり結びつかないかもしれませんが、Costcoでは各店舗に最低1人は障害者が働いているといいます。日本のように障害者を絶対に雇用しないといけない法律はありません。さて、Costcoはどのような採用プロセスを踏んでいるのでしょうか?

車イスの人と付き合うことについて母が言ったこと その4 -母が日本を訪問-

車イスの人と付き合うことについて母が言ったこと その4 -母が日本を訪問-

人は時々考えすぎて、実際に見えないものでも心配になってしまいます。未来のことを心配しすぎたり、中には現実として起こらないことにも不安になります。私もその一人。そして私の母もそうでした。

母は、日本での私とMoon Rider(車イスユーザー)のMizukiの生活をとても心配していました。私がどれだけ「問題なくやっているよ」と伝えても、母は一切それを聞きません。百聞は一見に如かずということで、私は母を日本に招待し実際に日本での生活を見てもらうことにしたのです。2014年2月、旧暦新年の連休をつかって母と弟が台湾から東京にやってきました。

女性と障害者は職場を変えるキーパーソン

女性と障害者は職場を変えるキーパーソン

仕事をする上で障害者であることが不利に働くことがありますが、女性であることもまた不利になる場合があります。ボストンでお会いしたLisa Iezonni氏は、マサチューセッツ総合病院に勤務しながら、ハーバード大学医学大学院でも教壇に立ってる女性教授。多発性硬化症のため日常生活では車イスを使っています。彼女が現在のキャリアを積むまでには、女性+障害者であることから様々な困難がありました。アメリカの新しい法律や教育の変化が、どのようにの職場環境にも変化を与えているかお話してくださいました。

実践で学ぶ!障害学生に求められるセルフ・アドボカシー ~ワシントン大学 DO-IT Part 2~

実践で学ぶ!障害学生に求められるセルフ・アドボカシー ~ワシントン大学 DO-IT Part 2~

DO-ITの中で特に注目すべきプログラムは、「スカラーズ・プログラム」。プログラムの研修生として選ばれた生徒は、年間を通して大学生活に体験をしながら学んでいきます。その上で大学側にどうやってサポートを依頼したら良いのかということも考え、これも実際に練習します。

このように障害者が自分に必要なものや困っていることを理解し、自分自身でその思いを伝えていくことを、英語で「セルフ・アドボカシー」と言います。通常、子供達は家庭や学校で自然にセルフ・アドボカシーを学んでいきます。しかし、障害児には大人が介入しすぎて子供自身が直接セルフ・アドボカシーを学ぶ機会が少ない状況があります。

自分の障害を履歴書に書きますか?~ボストン自立生活センター 後編~

自分の障害を履歴書に書きますか?~ボストン自立生活センター 後編~

履歴書に自分の障害を書くことは、日本人の私にとってごく普通のことでした。しかし、ボストン自立生活センターのSarah氏から言われた一言でハッと気がついたことがありました。日本では当たり前のように考えられている障害の公開や、障害を証明する障害者手帳。この仕組みは良い面もありますが、この仕組みがあることでいつまでも健常者と障害者を分けて考えてしまうことにも繋がっていないでしょうか?皆さんはどう思いますか?