「車イスの方が電車に乗るとき駅員さんが渡り板を持ってきますが、あれは事前に乗る時間を電話か何かで予約してるんですか?」
と、先日会社の人に聞かれました。
思わず笑ってしまいましたが、健常者のなかには同じように疑問に思っている方がいるかも知れませんね。
あの板は乗車する時に改札にいる駅員さんに降りる駅を(乗換もあればそれも一緒に)伝えると降車駅に連絡が行き、
確認が取れ次第渡り板を持ってきて乗せてくれます。
なので、大きい駅(東京駅、新宿駅)から乗るときや、乗車駅と降車駅が近い場合は何本か見送ることを想定して早めに行動する必要があります。
オススメはなるべく乗車駅・降車駅・乗換駅を小さい駅を利用することです。
駅員さんの対応が早いので、最寄りの大きな駅で降りるより、ちょっと離れた小さい駅で降りた方が最終的に目的地に着くのが早かったりします。
あとは自宅の最寄り駅、会社の最寄り駅の駅員さんと顔見知りになることです。
通勤で毎日使うと駅員さんも顔と行き先を記憶してくれるので、対応がめっちゃ早いです。
こんな感じで、必ず乗車駅から降車駅へ確認が取れてから乗せてもらうのですが、常連の私でも3ヶ月に1回くらい連絡ミスがあり、降りる駅で「駅員さんがいない!」という事態が発生します。
私の場合、電車とホームの段差が大きくなければ自力で降り、段差が大きければ周りの人にお願いして降ろしてもらいます。
こういう連絡ミスがあっても駅員さんから誤られることは殆どないのですが(その時は駅員さんも気づいていない)、先日同じ事態が発生したとき、地上階まで私を追いかけてきて「どうもすみませんでした!」と誤りに来られた駅員さんがいました。
びっくりして「全然大丈夫ですよ」と答えたのですが、私だから「大丈夫」だったんだよなと後から思い返しました。
降車駅で電車のドアが空いている数十秒の間に自分でサクサク動けない車イスの方や、知らない人に瞬時に助けを求められない性格の人だったらどうするんだろうと。
人から人への伝言だとどうしてもミスが出てしまうので、確実&スピーディに車イスの人を電車に乗車させられるシステムが出来たらいいなと思います。
これは12月に行った沖縄、ゆいレールの乗車口です。
駅員さんがボタンを押すとちょうど良い高さに乗車口が上がり、車イスでもササッと乗車できます。
素晴らしい。
でもでも、一番の理想は駅員さんの助けを借りなくても好きな時に好きな駅から自分で乗れることですよね。
是非とも実現してほしいです!!!