ワシントンDCで最初に訪問したのは、AAPD(アメリカ障害者協会)。取材に応じてくださったのは、アウトリーチ・ディレクターのZach Baldwin氏です。AAPDでは様々なプロジェクトを通して、障害者の平等な機会や経済的パワー、自立生活などを促進しています。今回は私の研究テーマである「雇用」を中心にお話を伺いました。
ニューヨーク国連本部で第9回障害者権利条約締約国会議に出席しました!
「日本の障害者雇用課題」をテーマにRooted in Rightsと動画を制作しました!
Rooted in Rightsというのは障害者の人権やアドボケートを目的に活動しているプロジェクトです。2月にシアトルにあるDisability Rights Washingtonを訪問した際、このプロジェクトへの参加依頼を受けました。「これはまたと無い機会!」と思い、二つ返事でOKしました。日本の障害者雇用について多くの人に伝えられる絶好の機会だと思いました。Rooted in Rightsと協働したこの動画では、日本における障害者雇用の課題と、それを変えていくにはどうしたら良いかを提案しています。
その動画がついに昨日、公開されました!まだチェックしていない方は是非ココから見てみてくださいね。
障害者と健常者、意識の違いとは?
女性と障害者は職場を変えるキーパーソン
テクノロジーと障害者国際会議に参加しました!
実践で学ぶ!障害学生に求められるセルフ・アドボカシー ~ワシントン大学 DO-IT Part 3~
DO-ITオフィスでの取材翌日、年に3回行われるという交流会に招待していただきました。参加者は、過去にスカラーズ・プログラムに参加した学生、また現在参加中の学生とその両親。学生と両親が集まる部屋は別になっていて、学生は学生同士で近況報告をし、親は親同士で情報交換ができる場になっています。すごく良いなと思ったのは、親同士の交流。子供に障害があるといろいろなことが不安になります。これまでに経験がなかったり、情報不足だったりすると親が守りに入ってしまうことは自然なこと。親同士が集まれる場があれば、抱えている悩みを共有することができ、他の参加者からアドバイスを得たり、いっしょに解決策を考えてもらえたりとポジティブな方向に進んでいくことができるのです。
実践で学ぶ!障害学生に求められるセルフ・アドボカシー ~ワシントン大学 DO-IT Part 1~
ワシントン大学にあるDO-ITオフィスを訪問しました。創設者Sheryl氏は、中学校での教員時代にアシスティブ・テクノロジーという障害者をサポートする技術に興味を持ち始めました。1984年、マッキントッシュが世に出てきたとき「ITが社会を変える時代がやってくる」と感じた彼女は、これまで学んできたことや教員の経験、そして新しいITという技術を使って障害者と健常者のギャップを埋めたいと考えました。障害者にとってアメリカで義務教育である高校までの環境と、大学への進学後の環境は大きく異なります。その状況に課題を感じたSheryl氏は障害のある生徒が、義務教育から大学進学へうまく移行できるようなサポートをしたいと考え、このDO-ITプロジェクトを開始しました。