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ジェフが選んで話す言葉は本当に優しいと日々感じます。
その中の一つが “私たち” という言葉。
車イスの私と行動すると、やはり不便な場面が出てきます。
そんなときジェフがよく言うのは…
「この店は”私たち”にはちょっと難しいかも」
「この部分は“私たち”は参加できないね」
「”私たち”は別のルートから行きましょう」
というフレーズ。
決して
「この店は“あなた”には難しいかも」
とか
「この部分は“あなた”は参加できないね」
という言い方をしないのです。
日本語の会話でよくある目的語無しの
「この店は難しいかも」
のような言い方もほとんどしません。
しかも、これは私と付き合う中で変わっていった表現ではないのです。
“That place might not be convenient for ‘us’.”
(訳:その場所は’私たち’にとって便利なところではないかも)
のように、英語だけで会話していた7年前から変わってないのです。
ジェフの中では、母国語の中国語や日本語より得意な英語で言葉を考えて、それを日本語にしてるから、目的語まで言っているだけかも知れないのですが(笑)
だとしても、はっきり”私たち”と言葉で伝えてくれると凄く嬉しい!
不便なことがあっても
「”一緒に”別の方法を考えよう」
と言ってくれてるようで心がとっても温かくなります:)