私は7歳から車イスに乗っています。ずっと「歩くこと以外は何でもできるんだよ」と両親に言われて育ちましたが、徐々に出来ること出来ないことが分かる時期がきます。その1つが「将来の夢」を考えるときです。
人生に無駄な時間はない
アメリカに行く前、鹿児島の短大で”英語英文学”を専攻していました。高校3年生の私は、「とりあえず英語が学べたらどこでもいい」と考えていました。通っていた高校は、京都府内で飛び抜けて頭がいいというわけではありませんでしたが、わたし自身は大学進学に向けた発展コースの英語クラスで勉強していたので、英語授業のレベルはまぁまぁ高かったと思います。授業以外でも毎日ホームルームにALTが来て話をする機会ありました。自分の中でそれが「普通」になっていたので、短大ならもっとレベルの高い環境を提供されると信じていました。しかし実際に入ってみると、私が興味のある英語を聴いたり話したりするクラスは週2回程度。残りは全て英文学を勉強するものでした。